アニサキスの食中毒 2026年(令和8年)全国100件
都道府県の前年同期比と、国の統計との検算・11月2日時点の速報

厚生労働省の食中毒事件一覧によると、2026年に病因物質がアニサキスとされた食中毒は全国で100件・患者101人(11月2日までの報告・速報)です。前年と同じ1〜3月で比べると、2026年30件・2025年70件(−40件)で、増えた都道府県は4・減った都道府県は19でした。当サイトが記録している自治体の公表表のうち、この年のアニサキスの事件15件を国の一覧と1件ずつ突き合わせ、14件が一致しました。

100
全国の件数(11月2日まで)
101
患者数
−40
前年同期(1〜3月)との差
14
自治体の表と国の一覧で一致した件数
🔎 アニサキスとは:サバ・アジ・サンマ・イカなど生鮮魚介類に寄生する線虫(幼虫)。生食後、数時間〜十数時間で激しい腹痛を起こします。1事件あたりの患者数が1人という届出が大半を占めるため、件数は多くても患者数は伸びにくいのが統計上の特徴です。

前年同期比の都道府県順位(1〜3月・2026年と2025年)

⚠️ アニサキスだけで見ると、2026年の1〜3月の件数(30件)は、直近3年(確定値)の同じ月の平均(97件)の31%です。全国の全部の病因物質ではほぼ出そろっている月でも、アニサキスは報告の遅れが大きいのか、実際に少ないのかを、この速報だけでは見分けられません。前年との差は、次の速報で数字が増えることがあります。
順位・都道府県2026年2025年増減
前年比
全国3070−40
43%
1. 愛知県20+2
1. 大阪府20+2
3. 京都府21+1
3. 群馬県10+1
5. 宮城県22±0
5. 福井県11±0
5. 岐阜県11±0
5. 熊本県11±0
9. 北海道67−1
86%
9. 新潟県12−1
9. 岩手県01−1
9. 山梨県01−1
9. 滋賀県01−1
9. 宮崎県01−1
15. 福岡県46−2
67%
15. 埼玉県02−2
15. 千葉県02−2
15. 石川県02−2
15. 鳥取県02−2
15. 山口県02−2
15. 長崎県02−2
15. 鹿児島県02−2
23. 島根県03−3
24. 東京都38−5
38%
24. 神奈川県27−5
29%
24. 富山県05−5
0%
27. 福島県28−6
25%
件数が前年の同じ時期より増えた数の多い順です(同じ数なら今年の件数の多い順)。2026年は11月2日までに報告された速報です。厚労省の一覧に載るまで数か月かかるため、全国の1月からの累計が直近3年の平均の85%以上まで出そろっている1〜3月だけで比べています(決め方と月ごとの出そろい具合は都道府県別の台帳にあります)。前年比(%)は去年同期が5件以上の県だけに出しています。件数の差には人口・観光客の数や、保健所が食中毒と断定するまでの調べ方の違いも含まれ、その県の食べ物が危ないという意味ではありません。

国の統計との検算表(都道府県別)

都道府県国の一覧自治体の表
当サイトの記録
一致・収録率
北海道15
患者15人
8件
札幌市の表
国の一覧では8件
8件
収録率53.3%
宮城県3
患者3人
4件
仙台市・宮城県の表
国の一覧では3件
3件
収録率100.0%
山形県4
患者4人
未収録—
福島県6
患者6人
未収録—
群馬県1
患者1人
未収録—
埼玉県1
患者1人
0件
さいたま市の表
国の一覧では0件
0件
収録率0.0%
千葉県3
患者3人
0件
千葉県の表
国の一覧では1件
0件
収録率0.0%
東京都10
患者10人
未収録—
神奈川県7
患者7人
3件
川崎市・相模原市の表
国の一覧では3件
3件
収録率42.9%
新潟県3
患者4人
未収録—
富山県2
患者2人
未収録—
石川県1
患者1人
未収録—
福井県2
患者2人
未収録—
山梨県3
患者3人
未収録—
岐阜県1
患者1人
未収録—
静岡県3
患者3人
0件
浜松市の表
国の一覧では0件
0件
収録率0.0%
愛知県7
患者7人
未収録—
滋賀県1
患者1人
未収録—
京都府4
患者4人
0件
京都市の表
国の一覧では0件
0件
収録率0.0%
大阪府2
患者2人
0件
大阪市の表
国の一覧では0件
0件
収録率0.0%
鳥取県1
患者1人
未収録—
島根県2
患者2人
未収録—
広島県1
患者1人
未収録—
高知県1
患者1人
未収録—
福岡県13
患者13人
未収録—
熊本県1
患者1人
未収録—
大分県1
患者1人
未収録—
宮崎県1
患者1人
未収録—
計100
患者101人
15件
9都道府県の表
国の一覧では15件
14件
収録率14.0%
「国の一覧」は厚生労働省の食中毒事件一覧で、県と県内の保健所を置く市の分を合わせた件数です。「自治体の表」は、当サイトが毎日記録している自治体の食中毒発生状況の表のうち、この年・この病因物質の事件の数です(表を収録していない都道府県は「未収録」=0件という意味ではありません)。その下の「国の一覧では◯件」は、表を収録している市・県が厚労省に報告した件数で、自治体の表の件数とそのまま比べられます。「一致」は、その1件ずつが国の一覧の1行と、報告した保健所・発生日・病因物質・患者数で一致したものだけを数えています。収録率=一致した件数÷国の一覧の件数です。

突き合わせの明細(自治体の表の15件・表から消えた3件)

自治体の表
発生時期・患者数
国の一覧の行
発生日・患者数・原因施設
判定
宮城県
2026-02-26・患者1人
2026-02-26
患者1人・飲食店
国の統計と一致
仙台市
2026-02-27・患者1人
2026-02-27
患者1人・飲食店
国の統計と一致
札幌市
2026年4月・患者1人
2026-04-04
患者1人・不明
国の統計と一致
自治体の表は月まで
札幌市
2026年5月・患者1人
2026-05-19
患者1人・不明
国の統計と一致
自治体の表は月まで
札幌市
2026年5月・患者1人
2026-05-29
患者1人・不明
国の統計と一致
自治体の表は月まで
川崎市
2026年5月・患者1人
—自治体の表から消えた記録
突き合わせの対象外
川崎市
2026年5月・患者1人
—自治体の表から消えた記録
突き合わせの対象外
川崎市
2026年5月・患者1人
—自治体の表から消えた記録
突き合わせの対象外
川崎市
2026年5月・患者1人
2026-05-03
患者1人・不明
国の統計と一致
自治体の表は月まで
相模原市
2026-05-24・患者1人
2026-05-24
患者1人・不明
国の統計と一致
札幌市
2026年6月・患者1人
2026-06-14
患者1人・不明
国の統計と一致
自治体の表は月まで
札幌市
2026年6月・患者1人
2026-06-07
患者1人・不明
国の統計と一致
自治体の表は月まで
宮城県
2026-06-14・患者1人
2026-06-14
患者1人・飲食店
国の統計と一致
札幌市
2026年7月・患者1人
2026-07-31
患者1人・不明
国の統計と一致
自治体の表は月まで
仙台市
2026-07-25・患者1人
—国の一覧に見当たらない
速報に未掲載の可能性
札幌市
2026年8月・患者1人
2026-08-22
患者1人・不明
国の統計と一致
自治体の表は月まで
相模原市
2026-08-18・患者1人
2026-08-18
患者1人・不明
国の統計と一致
札幌市
2026年9月・患者1人
2026-09-26
患者1人・不明
国の統計と一致
自治体の表は月まで
突き合わせの鍵は、報告した保健所(市・県)・発生日(月までしか公表しない自治体は月)・病因物質・患者数の4つです。国の一覧の1行は1件にしか使いません。発生日が同じでも患者数が違うもの(あとから数が直った場合など)は「患者数が違う」とし、一致には数えていません。2026年は速報のため、自治体が公表していても国の一覧にまだ載っていない事件があります。施設名・事業者名は自治体の表にも国の一覧にも含まれていません。
2025年(全国281件)2024年(全国332件)2023年(全国432件)2022年(全国570件)2021年(全国346件)2020年(全国387件)2019年(全国330件)アニサキスの記録(自治体の表)→都道府県別の台帳 →食中毒発生状況アーカイブ →
件数は、保健所が食中毒と断定して厚生労働省に報告した事件の数です(実際に起きた数ではありません)。1人だけの発症でも1件と数えるため、件数と患者数は別の物差しです。病因物質は厚労省の一覧の分類を当サイトの大分類(アニサキス)にまとめて数えています。出典:厚生労働省「食中毒統計資料」(食中毒事件一覧速報・過去の食中毒事件一覧)を加工して作成(政府標準利用規約 第2.0版)。自治体の表の出典は明細の下に載せています。訂正・削除のお申し出は掲載基準・削除訂正ポリシーをご覧のうえ運営窓口へ(誤りは確認のうえ速やかに訂正します)。