アニサキスの食中毒 2020年(令和2年)全国387件
都道府県の前年同期比と、国の統計との検算

厚生労働省の食中毒事件一覧によると、2020年に病因物質がアニサキスとされた食中毒は全国で387件・患者397人(確定値)です。前年と同じ1年間で比べると、2020年387件・2019年330件(+57件)で、増えた都道府県は24・減った都道府県は10でした。当サイトが記録している自治体の公表表のうち、この年のアニサキスの事件2件を国の一覧と1件ずつ突き合わせ、2件が一致しました。

387
全国の件数
397
患者数
+57
前年同期(1年間)との差
2
自治体の表と国の一覧で一致した件数
🔎 アニサキスとは:サバ・アジ・サンマ・イカなど生鮮魚介類に寄生する線虫(幼虫)。生食後、数時間〜十数時間で激しい腹痛を起こします。1事件あたりの患者数が1人という届出が大半を占めるため、件数は多くても患者数は伸びにくいのが統計上の特徴です。

前年同期比の都道府県順位(1年間・2020年と2019年)

順位・都道府県2020年2019年増減
前年比
全国387330+57
117%
1. 宮崎県3720+17
185%
2. 北海道8067+13
119%
3. 山形県91+8
4. 東京都5851+7
114%
5. 神奈川県3125+6
124%
6. 鳥取県72+5
6. 栃木県61+5
8. 石川県84+4
8. 京都府51+4
8. 三重県40+4
11. 岩手県63+3
11. 山梨県52+3
11. 滋賀県41+3
14. 佐賀県119+2
122%
14. 広島県31+2
14. 茨城県20+2
14. 兵庫県20+2
14. 熊本県20+2
19. 高知県65+1
120%
19. 大阪府43+1
19. 鹿児島県43+1
19. 福井県32+1
19. 岐阜県21+1
19. 和歌山県10+1
25. 福島県2929±0
100%
25. 埼玉県77±0
100%
25. 新潟県77±0
100%
25. 島根県33±0
25. 沖縄県33±0
25. 長野県22±0
25. 山口県11±0
25. 香川県11±0
33. 宮城県45−1
80%
33. 群馬県12−1
33. 奈良県01−1
33. 岡山県01−1
37. 富山県36−3
50%
38. 長崎県26−4
33%
38. 秋田県15−4
20%
40. 千葉県612−6
50%
41. 愛知県1020−10
50%
41. 福岡県717−10
41%
件数が前年の同じ時期より増えた数の多い順です(同じ数なら今年の件数の多い順)。2020年と2019年はどちらも確定値です。前年比(%)は去年同期が5件以上の県だけに出しています。件数の差には人口・観光客の数や、保健所が食中毒と断定するまでの調べ方の違いも含まれ、その県の食べ物が危ないという意味ではありません。

国の統計との検算表(都道府県別)

都道府県国の一覧自治体の表
当サイトの記録
一致・収録率
北海道80
患者82人
未収録—
岩手県6
患者6人
未収録—
宮城県4
患者4人
2件
仙台市の表
国の一覧では2件
2件
収録率50.0%
秋田県1
患者1人
未収録—
山形県9
患者9人
未収録—
福島県29
患者30人
未収録—
茨城県2
患者2人
未収録—
栃木県6
患者6人
未収録—
群馬県1
患者1人
未収録—
埼玉県7
患者7人
未収録—
千葉県6
患者6人
未収録—
東京都58
患者60人
未収録—
神奈川県31
患者32人
未収録—
新潟県7
患者7人
未収録—
富山県3
患者3人
未収録—
石川県8
患者8人
未収録—
福井県3
患者3人
未収録—
山梨県5
患者5人
未収録—
長野県2
患者2人
未収録—
岐阜県2
患者2人
未収録—
愛知県10
患者10人
未収録—
三重県4
患者4人
未収録—
滋賀県4
患者4人
未収録—
京都府5
患者5人
未収録—
大阪府4
患者4人
未収録—
兵庫県2
患者2人
未収録—
和歌山県1
患者2人
未収録—
鳥取県7
患者8人
未収録—
島根県3
患者3人
未収録—
広島県3
患者3人
未収録—
山口県1
患者1人
未収録—
香川県1
患者1人
未収録—
高知県6
患者7人
未収録—
福岡県7
患者7人
未収録—
佐賀県11
患者11人
未収録—
長崎県2
患者2人
未収録—
熊本県2
患者2人
未収録—
宮崎県37
患者38人
未収録—
鹿児島県4
患者4人
未収録—
沖縄県3
患者3人
未収録—
計387
患者397人
2件
2都道府県の表
国の一覧では2件
2件
収録率0.5%
「国の一覧」は厚生労働省の食中毒事件一覧で、県と県内の保健所を置く市の分を合わせた件数です。「自治体の表」は、当サイトが毎日記録している自治体の食中毒発生状況の表のうち、この年・この病因物質の事件の数です(表を収録していない都道府県は「未収録」=0件という意味ではありません)。その下の「国の一覧では◯件」は、表を収録している市・県が厚労省に報告した件数で、自治体の表の件数とそのまま比べられます。「一致」は、その1件ずつが国の一覧の1行と、報告した保健所・発生日・病因物質・患者数で一致したものだけを数えています。収録率=一致した件数÷国の一覧の件数です。

突き合わせの明細(自治体の表の2件)

自治体の表
発生時期・患者数
国の一覧の行
発生日・患者数・原因施設
判定
仙台市
2020-01-31・患者1人
2020-01-31
患者1人・飲食店
国の統計と一致
仙台市
2020-10-14・患者1人
2020-10-14
患者1人・飲食店
国の統計と一致
突き合わせの鍵は、報告した保健所(市・県)・発生日(月までしか公表しない自治体は月)・病因物質・患者数の4つです。国の一覧の1行は1件にしか使いません。発生日が同じでも患者数が違うもの(あとから数が直った場合など)は「患者数が違う」とし、一致には数えていません。施設名・事業者名は自治体の表にも国の一覧にも含まれていません。
2026年(全国100件)2025年(全国281件)2024年(全国332件)2023年(全国432件)2022年(全国570件)2021年(全国346件)2019年(全国330件)アニサキスの記録(自治体の表)→都道府県別の台帳 →食中毒発生状況アーカイブ →
件数は、保健所が食中毒と断定して厚生労働省に報告した事件の数です(実際に起きた数ではありません)。1人だけの発症でも1件と数えるため、件数と患者数は別の物差しです。病因物質は厚労省の一覧の分類を当サイトの大分類(アニサキス)にまとめて数えています。出典:厚生労働省「食中毒統計資料」(食中毒事件一覧速報・過去の食中毒事件一覧)を加工して作成(政府標準利用規約 第2.0版)。自治体の表の出典は明細の下に載せています。訂正・削除のお申し出は掲載基準・削除訂正ポリシーをご覧のうえ運営窓口へ(誤りは確認のうえ速やかに訂正します)。