黄色ブドウ球菌の食中毒 2025年(令和7年)全国15件
都道府県の前年同期比と、国の統計との検算

厚生労働省の食中毒事件一覧によると、2025年に病因物質が黄色ブドウ球菌とされた食中毒は全国で15件・患者305人(確定値)です。前年と同じ1年間で比べると、2025年15件・2024年21件(−6件)で、増えた都道府県は7・減った都道府県は12でした。当サイトが記録している自治体の公表表のうち、この年の黄色ブドウ球菌の事件4件を国の一覧と1件ずつ突き合わせ、4件が一致しました。

15
全国の件数
305
患者数
−6
前年同期(1年間)との差
4
自治体の表と国の一覧で一致した件数
🔎 黄色ブドウ球菌とは:手指の傷などから食品に移り、食品中で産生された毒素により発症する細菌性食中毒です。

前年同期比の都道府県順位(1年間・2025年と2024年)

順位・都道府県2025年2024年増減
前年比
全国1521−6
71%
1. 大阪府31+2
1. 三重県20+2
3. 岩手県10+1
3. 岐阜県10+1
3. 静岡県10+1
3. 徳島県10+1
3. 長崎県10+1
8. 東京都22±0
8. 宮城県11±0
8. 鹿児島県11±0
11. 埼玉県12−1
11. 群馬県01−1
11. 神奈川県01−1
11. 石川県01−1
11. 愛知県01−1
11. 京都府01−1
11. 兵庫県01−1
11. 香川県01−1
11. 大分県01−1
11. 沖縄県01−1
21. 和歌山県02−2
22. 千葉県03−3
件数が前年の同じ時期より増えた数の多い順です(同じ数なら今年の件数の多い順)。2025年と2024年はどちらも確定値です。前年比(%)は去年同期が5件以上の県だけに出しています。件数の差には人口・観光客の数や、保健所が食中毒と断定するまでの調べ方の違いも含まれ、その県の食べ物が危ないという意味ではありません。

国の統計との検算表(都道府県別)

都道府県国の一覧自治体の表
当サイトの記録
一致・収録率
岩手県1
患者13人
未収録—
宮城県1
患者11人
1件
仙台市・宮城県の表
国の一覧では1件
1件
収録率100.0%
埼玉県1
患者5人
1件
さいたま市の表
国の一覧では1件
1件
収録率100.0%
東京都2
患者57人
未収録—
岐阜県1
患者58人
未収録—
静岡県1
患者10人
0件
浜松市の表
国の一覧では0件
0件
収録率0.0%
三重県2
患者33人
未収録—
大阪府3
患者70人
2件
大阪市の表
国の一覧では2件
2件
収録率66.7%
徳島県1
患者12人
未収録—
長崎県1
患者14人
未収録—
鹿児島県1
患者22人
未収録—
計15
患者305人
4件
9都道府県の表
国の一覧では4件
4件
収録率26.7%
「国の一覧」は厚生労働省の食中毒事件一覧で、県と県内の保健所を置く市の分を合わせた件数です。「自治体の表」は、当サイトが毎日記録している自治体の食中毒発生状況の表のうち、この年・この病因物質の事件の数です(表を収録していない都道府県は「未収録」=0件という意味ではありません)。その下の「国の一覧では◯件」は、表を収録している市・県が厚労省に報告した件数で、自治体の表の件数とそのまま比べられます。「一致」は、その1件ずつが国の一覧の1行と、報告した保健所・発生日・病因物質・患者数で一致したものだけを数えています。収録率=一致した件数÷国の一覧の件数です。

突き合わせの明細(自治体の表の4件)

自治体の表
発生時期・患者数
国の一覧の行
発生日・患者数・原因施設
判定
大阪市
2025-04-14・患者32人
2025-04-14
患者32人・事業場-給食施設-老人ホーム
国の統計と一致
大阪市
2025-06-13・患者12人
2025-06-13
患者12人・飲食店
国の統計と一致
宮城県
2025-07-08・患者11人
2025-07-08
患者11人・製造所
国の統計と一致
さいたま市
2025-10-06・患者5人
2025-10-06
患者5人・飲食店
国の統計と一致
突き合わせの鍵は、報告した保健所(市・県)・発生日(月までしか公表しない自治体は月)・病因物質・患者数の4つです。国の一覧の1行は1件にしか使いません。発生日が同じでも患者数が違うもの(あとから数が直った場合など)は「患者数が違う」とし、一致には数えていません。施設名・事業者名は自治体の表にも国の一覧にも含まれていません。
2026年(全国15件)2024年(全国21件)2023年(全国20件)2022年(全国15件)2021年(全国18件)2020年(全国21件)2019年(全国23件)黄色ブドウ球菌の記録(自治体の表)→都道府県別の台帳 →食中毒発生状況アーカイブ →
件数は、保健所が食中毒と断定して厚生労働省に報告した事件の数です(実際に起きた数ではありません)。1人だけの発症でも1件と数えるため、件数と患者数は別の物差しです。病因物質は厚労省の一覧の分類を当サイトの大分類(黄色ブドウ球菌)にまとめて数えています。出典:厚生労働省「食中毒統計資料」(食中毒事件一覧速報・過去の食中毒事件一覧)を加工して作成(政府標準利用規約 第2.0版)。自治体の表の出典は明細の下に載せています。訂正・削除のお申し出は掲載基準・削除訂正ポリシーをご覧のうえ運営窓口へ(誤りは確認のうえ速やかに訂正します)。