オランダ産 輸入食品の食品衛生法違反事例【27件】

厚労省公表由来 オランダを生産国とする輸入食品の違反事例アーカイブ(2015年度〜・全件)。

📊 オランダ産の違反は累計27件。違反類型の上位は成分規格不適合(9件)、その他(8件)、指定外添加物(6件)。よく見られる品目はリキュール類、生鮮いちご、冷凍牛舌など。

オランダ産食品の安全性は、この記録から何が言えるか(違反品の措置)

🛡 オランダ産食品の違反27件のうち、公表データの措置欄に記載があるのは27件(100.0%)。内訳は廃棄・積み戻し等で国内の食用流通に至っていない記録が24件(88.9%)販売済み・消費済みと記録されたものが3件(11.1%)です(2026-09-05時点)。
措置(公表文の語で分類)件数記載のあった27件に占める割合公表文の表記例
廃棄・積み戻し等(国内の食用流通に至っていない記録)2488.9%廃棄/積み戻し/第三国輸出/食用外転用(飼料等)/焼却
販売済み・消費済みと記録されたもの311.1%全量消費済み/全量販売済み
厚労省の公表データの措置欄に書かれた語を機械的に数えたものです。「販売済」「消費済」のいずれかを含む行を先に分け、残りのうち「廃棄」「積み戻し」「第三国」「食用外」「転用」「焼却」のいずれかを含む行を廃棄・積み戻し等としました(両方を含む「一部販売済み、残余廃棄」等は販売・消費済み側に数えています)。措置欄に記載のない0件は推測で振り分けずこの表から除いています。「上記のいずれの語も含まない記載」には、原文の記載ゆれで措置以外の文言(違反の原因など)が措置欄に入っている行も含まれます。書き換えずそのまま数えています。この内訳は「違反として公表された食品がその後どう処理されたか」の記録であり、オランダ産食品が安全である/危険であることの証明ではありません。件数は輸入量と国の検査計画に比例するため、件数の多さは危険度の順位でもありません。国内で実際に発生した食中毒の記録は食中毒発生状況アーカイブ(416件)、流通後に回収された商品の記録は自主回収アーカイブに別途収録しています。制度の詳細は厚生労働省 輸入食品監視業務が一次情報です。

年度推移

年度件数
2019年度5
2020年度3
2021年度1
2022年度2
2023年度6
2024年度3
2025年度0
2026年度2

違反類型・品目

リキュール類(4)生鮮いちご(2)冷凍牛舌(2)チョコレート類(2)無加熱摂取冷凍食品:その他の(2)生鮮セルリアック(2)無加熱摂取冷凍食品:バニラシ(2)生鮮だいこん類の根(1)

オランダ産で違反が記録された品目カテゴリ

品名の文字列に対する機械的なキーワード一致で品目カテゴリに分類できた19件(オランダ産27件の70.4%)の内訳です。残る8件はどのカテゴリの規則にも一致しなかったため、推測で振り分けずこの表から除いています(分類規則は記録方法で開示)。リンクのあるカテゴリは、その品目の全生産国の違反事例をまとめた品目ハブに移動できます。件数は輸入量・検査件数にも比例するため、品目や国の危険度を示すものではありません。

実際に何が検出されたのか(検出項目の内訳)

🔬 オランダ産27件のうち、不適格内容の文言に検出項目名が書かれていたのは17件。多い順にアゾルビン(6件)大腸菌群(5件)細菌数(3件)です(2026-09-05時点)。
検出項目(公表文の表記)区分件数項目名の記載があった17件に占める割合
アゾルビン食品添加物635.3%
大腸菌群微生物・衛生指標529.4%
細菌数微生物・衛生指標317.6%
アフラトキシンカビ毒211.8%
ソルビン酸食品添加物15.9%
E.coli(大腸菌)微生物・衛生指標15.9%
厚労省の公表データの不適格内容欄に、あらかじめ定めた主要な検出項目名が書かれているかどうかを機械的に数えたものです(オランダ産27件のうち、いずれかの項目名を含んでいたのは17件=63.0%)。1件の公表文に複数の項目が書かれている場合は各行に重複して数えています。掲げているのは主要な項目に限られ、公表文に現れる物質名を網羅したものではありません(どの項目名にも一致しなかった10件は、推測で振り分けずこの表から除いています)。件数は検査で見つかって公表された回数であり、その食品にどれだけ含まれているか・どれだけ危険かを示すものではありません。基準値は品目ごとに異なり、基準を超えて検出されたことは直ちに健康被害が生じたことを意味しません。分類規則は記録方法で開示しています。

どの検査で見つかったのか(検査の種類)

検査の種類件数記載のあった27件に占める割合制度上の位置づけ
自主検査1244.4%輸入者が自ら行う検査
モニタリング検査1140.7%国が年間計画に基づいて行う抜取検査
行政検査414.8%検疫所が行う検査
検査命令13.7%厚生労働大臣が輸入者に検査を義務づけたもの(検査結果が出るまで輸入手続きを進められない)
厚労省の公表データの備考欄に書かれた検査の種類をそのまま数えたものです(オランダ産27件のうち、上の4区分のいずれかの記載があったのは27件=100.0%)。うち1件は2種類以上が併記されているため、その件数は各行に重複して数えています。検査の種類の構成は輸入量と国の検査計画に左右されるため、この内訳は安全性・危険度の指標ではありません。制度の詳細は厚生労働省 輸入食品監視業務が一次情報です。

公表文に書かれた違反の原因

公表された原因(原文のまま)件数記載のあった23件に占める割合
原料の確認不足313.0%
製造ラインの洗浄不十分313.0%
日本の基準の認識不足28.7%
偏在性による28.7%
特定できず28.7%
農業用水路もしくは地下水からの水による汚染14.3%
他国向け製品の着色料が付着の可能性14.3%
輸送時の温度等の管理不足と推定14.3%
厚労省の公表データの原因欄の記載を、文言を変えずそのまま集計したものです(オランダ産27件のうち記載があったのは23件=85.2%・記載の種類は16通り、上位8件を表示)。当サイトによる要約・言い換え・まとめ直しは行っていません。原因欄が空欄の4件は推測で補完せず除いています(「特定できず」と公表されているものは、その記載のまま1行として数えています)。

最近の事例(27件)

公表日品名生産国条文不適格内容輸入者措置
2026-07-10リキュール類(AGWA DIABLO)オランダ第12条指定外添加物(アゾルビン 検出)株式会社 PIN-BIRD廃棄、積み戻し等を指示(全量保管)
2026-05-14生鮮だいこん類の根オランダ第13条第3項13条3項に基づき人の健康を損なうおそれのない量として定める量を超えて残留(ジメトモルフ 0.0昭和貿易 株式会社廃棄
2024-12-23チョコレート類(MILK TART BAR)オランダ第12条指定外添加物(アゾルビン 使用)廃棄
2024-07-10冷凍牛舌オランダ第10条第2項食品衛生法第10条第2項に規定する衛生証明書の不添付または不備廃棄、積み戻し等を指示(全量保管)
2024-06-12生鮮いちごオランダ第13条第3項13条3項に基づき人の健康を損なうおそれのない量として定める量を超えて残留(ブピリメート 0.1廃棄
2023-10-20無加熱摂取冷凍食品:その他の魚類(SMOKED SALMON TRIMMINGSオランダ第13条第2項成分規格不適合(細菌数 1.2✕10⁶ /g)廃棄、積み戻し等を指示(全量保管)
2023-06-16リキュール類(BOLS CREME DE CASSIS)オランダ第12条指定外添加物(アゾルビン 検出)積み戻し
2023-06-16リキュール類(BOLS WATERMELON)オランダ第12条指定外添加物(アゾルビン 検出)積み戻し
2023-06-16リキュール類(BOLS RED ORANGE)オランダ第12条指定外添加物(アゾルビン 検出)積み戻し
2023-05-29無加熱摂取冷凍食品:MINI(MICRO)DONUT DARK COATING オランダ第13条第2項成分規格不適合(大腸菌群 陽性)廃棄
2023-05-19加熱後摂取冷凍食品(凍結直前加熱):GARNAAL KROKET(SHRIMP オランダ第13条第2項成分規格不適合(細菌数 2.1×10⁵ /g)廃棄
2022-11-15生鮮いちごオランダ第13条第3項13条3項に基づき人の健康を損なうおそれのない量として定める量を超えて残留(ブピリメート 0.0全量消費済み
2022-07-20無加熱摂取冷凍食品:その他の魚類(ASC Smoked salmon sliceオランダ第13条第2項使用基準不適合(ソルビン酸カリウムの対象外使用(ハニーマスタードディルソースに使用))廃棄
2022-02-24加熱後摂取冷凍食品(凍結直前未加熱):ばれいしょ(シューストリングカットポテト)オランダ第13条第2項成分規格不適合(E.coli 陽性)廃棄
2021-01-27チョコレート類オランダ第12条指定外添加物(アゾルビン 検出)廃棄、積み戻し等を指示(全量保管)
2020-10-21生鮮パプリカオランダ第13条第3項13条3項に基づき人の健康を損なうおそれのない量として定める量を超えて残留(テフルベンズロン 0全量販売済み
2020-05-10加熱後摂取冷凍食品(凍結直前未加熱):PLANT-BASED MEAT HOTDオランダ第11条第2項使用基準不適合(三二酸化鉄 使用(対象外使用))廃棄
2020-03-26生鮮セルリアックオランダ第11条第3項11条3項に基づき人の健康を損なうおそれのない量として定める量を超えて残留( クロルプロファム 廃棄
2019-09-06生鮮セルリアックオランダ第11条第3項11条3項に基づき人の健康を損なうおそれのない量として定める量を超えて残留(クロルプロファム 0全量販売済み
2019-07-05コハク酸二ナトリウムオランダ第11条第2項成分規格不適合(pH 不適(6.6)、乾燥減量 不適(3.9%))廃棄
2019-07-05ピーナッツバター(有機ピーナッツバタースムース塩無/ORGANIC PEANUTオランダ第6条第2号アフラトキシン ①15 μg/kg、②17 μg/kg、③18 μg/kg (①B1: 12.0廃棄
2019-07-05有機ピーナッツバタークランチ―塩有/ORGANIC PEANUT BUTTER オランダ第6条第2号アフラトキシン ①14 μg/kg、②14 μg/kg、③13 μg/kg (①B1: 11.6廃棄
2017-04-24冷凍牛舌オランダ第9条第2項食品衛生法第9条第2項に規定する衛生証明書の不添付積み戻し
2017-03-30無加熱摂取冷凍食品:ミニシュークリーム(CHOCOLATE DIPPED CREオランダ第11条第2項成分規格不適合(細菌数 1.6×10⁵ /g、大腸菌群 陽性)廃棄
2016-08-29無加熱摂取冷凍食品:バニラシュークリームオランダ第11条第2項成分規格不適合(大腸菌群 陽性)積み戻し(第三国)
2016-08-29無加熱摂取冷凍食品:バニラシュークリーム(チョコレートクリーム入)オランダ第11条第2項成分規格不適合(大腸菌群 陽性)積み戻し(第三国)
クリーム(FROZEN FRESH CREAM)オランダ第11条第2項成分規格不適合(大腸菌群 陽性)積み戻し(第三国)
全件は年度別アーカイブ参照。違反は輸入時検査での不適格判定であり、オランダ産食品全般の安全性を示すものではありません。
📊 出典リンク付きでの引用・転載は自由です(例:「出典: 食品衛生アーカイブ https://shokuhin-archive.com/country/netherlands/」)。